暑寒別岳・雨竜沼湿原
2025年9月23日~24日

一昨年、9月頭に訪れた暑寒別岳

暑さに8合目で敗退

今回は9月下旬に日程をセット

テーマは・・・「暑寒別、再び・・」

オプショナルツアーは「秋・雄冬」と「宮島沼マガン・いらっしゃい」

筆舌にし難い素晴らしい北海道に出遇うことができました

登山口 6:12 9月23日

 増毛の町中にも出没するヒグマ。今年は山が荒れているねえ。



 前回はこの1合目までが暑くて非常に不快、ココですでに半分嫌になっていましたが、今回は気温が低いせいか、足取り軽く、気も軽く。
佐上台 7:17 

 2合目過ぎのちょっとした急坂を登るとここに。ちょうど「山と高原地図」のコースタイム通りに歩いています。


5合目 8:30

 それなりにしんどくはあるのよ。でも前回到達した8合目までは頑張らなくちゃ、この数ヶ月の足上げ体操の成果を見なくちゃ。


しょっちゅう頭をぶつけています。
滝見台(7合目) 9:08

 ヒグマに注意の6合目ではヒグマに遭遇せず。でも登山道に1か所雨で飛び散らかしたヒグマの糞があったのでいるのは確かかも。


8合目 9:38

 前回はここでギブ。あの目の前の壁を登る姿を想像してリタイヤ。暑い中ではムリっす。因みに今回は暑さは言い訳にできません。



今回はその壁を登ります。景色も良いし、涼しいし。





 9合目は壁の中。のったりのったりやり過ごして頂上台地へ。
そこはチングルマの園。

今年も会えたねえ。


暑寒別岳頂上 10:58

 頂上からの景色は最高。海から近いこの地域にこんなにも素晴らしい深山が。ガイド様曰く、冬は大変ですよ~・・。
雨竜沼湿原遠望

 明日行きます。


下山開始 11:26

 頂上でゆったりまったり。帰りたくない気分の中、そうは言っても3時間半の下りが待っています。残り少ない後ろ髪を引かれながら天上の楽園を後にします。 


下山 15:28

 5合目付近から左足の付け根の痙攣が軽く復活。まあゆっくり下れば大丈夫。大分この症状とのつきあい方も覚えてきました。




昨日に引き続き、宿泊先前から望む夕陽。

最果て感が良いわ。
雨竜沼登山口 8:25 9月24日

 宿を6時に出て移動。毎度のことながら、ここにもヒグマ看板。途中の車道にも大きな糞が。こんなに痕跡はあるのに、一度も姿を見かけたことが無い。これはこれでラッキー?


白竜の滝 9:04

 なかなか豪快な滝です。この右側にもツルツルの壁を落ちる流れがあり、小規模な瀑布といった感じ。




急坂を登りきると、次第に空の開口部が大きくなり、ついには・・。


なんだこりゃぁっ!


  


草紅葉の湿原は、吸血系の虫もおらず、
逝きそびれたヤンマや南への旅立ち準備に忙しい小鳥がちらほら。
強い風もココでは絵を盛り立てる役者の一人です。


下山 13:47

 湿原の周遊を楽しみ、登山口に着いて南暑寒荘の管理人と一言二言言葉を交わし、今日の宿泊先である新十津川町の施設へ移動しました。

  


翌日は朝が荒天、昼から雄冬で荒天の海を見る相談をしていたら、
何の拍子か私がガンの渡りをいつか見たいと口にしたところ、
ガイドさん曰く、”そう言えばこの近くにガンの渡りの中継地がありますよ。渡りの季節はっと、アレ、今真っ盛り!”

行かない手はありません。  
美唄の宮島沼へレッツゴーっ!

まずは田んぼで落穂拾いをする彼らを見つけて大興奮。


  


  ”やっぱりね、この時間だと宮島沼はガンが沼へ帰るときを狙わないと。” 

そうですね。

という事で、荒天の雄冬を先に楽しみ、


  
  
  

今回の旅のフィナーレを飾ったマガンのねぐら入りは”もんのすごい”感動でした。

あなた、見たことがないなら絶対お勧め。

V字編隊で沼の周りを騒がしく飛び回り、沼へ高度を下げる際にはきりもみ降下。
昔の空軍はこれを見て高度を下げるすべを知ったのではないか?

大群が押し寄せてくると、その羽ばたきが地鳴りの様に響き渡り、圧まで感じ取れそうな凄まじさでした。

動画、撮りまくり(笑)

願わくば、この聖地が永遠でありますように・・